「お呼びですか、首領」
「こみ神博士、実はきのうこんなものを拾ってな」
「ああっ、それは私のポエム帳!」
「悪いが全部読ませてもらったよ」
「そんな、人のプライベートを・・・」
「この中の『憧れ』という詩に気になる部分があってな」
「あっ、それは・・・」
「このラスト。『ああ、きっといつかはサシミ男を・・・』なんだこれは!」
「いえそれは、同好会で発表するのにインパクトを・・・」
「言い訳はいらん。サシミ男ってのがどういうことかわかっているのか!」
「・・・はい」
「切られたうえに、わさび醤油につけられるんだぞ!」
「・・・はい」
「サシミ男にされるハマチ男やヒラメ男たちの気持ちになってみろ」
「・・・はい、すみませんでした」
「うむ、じっくり反省するように」
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