「首領」 「どうした、こみ神博士」 「実は折り入ってのお願いが」 「なんだ? ポエム同好会の昇格の話ならまだ許可できんぞ」 「いえ、仕事の話です。」 「なんだ、言ってみろ」 「はい、実はドビンムシ男を作る計画なのですが・・・」 「ほう、それで?」 「そのためにはまずマツタケ男が必要で・・・」 「ダメだ」 「え?」 「そんな予算はない」 「そんな〜」 「シイタケ男でやれ」 「それじゃドビンムシ男の値打ちがないじゃないですか」 「それはあんたの腕次第だろ」 「香りが違うんですよ、香りが!」 「そんな香りぐらい作れんのか、科学者のクセに!」 「あーわかった。首領はインスタントのマツタケしか知らないんでしょ」 「なにを、失礼な! マツタケぐらい食ったことあるわい!」 「はんっ、どうだかね」 「なんだ、その態度は!」 「スイマセンね、ブアイソは生まれつきですよ」 「じゃあそのブアイソを先に改造しろ!」 ・・・・・・ ・・・・・・
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